衆院議員 丸山穂高氏の糾弾決議案が可決されましたね。
今回は糾弾決議案とは何か?という点について少し紹介したいと思います。
タイトルの通り、丸山穂高氏の状況って退職勧奨の議員版と考えればOKです。
糾弾決議案とは何か?退職勧奨の議員版
こんにちは。当メディア運営者のシマです。
糾弾決議案とは何かということですが、結局のところ「糾弾(きゅうだん)」の意味が明確に分かればかなり理解することが出来ます。
糾弾(きゅうだん)とは立場ある人間の罪状や責任を問うこと
糾弾とは一言で表すと立場ある人間の罪状や責任を問うことです。
糾弾決議とは?
で検索しても出ないんですが、糾弾で調べると色々出てきます。
Weblio辞典の言葉を要約して分かりやすく説明すると、
糾弾とは立場のある人間が不祥事などの本来あってはならない事をやらかした際に、その行動に対して明確に否定し、責任の所在を問う事を指します。
即ち、糾弾議決案とは1人の議員(今回の場合には丸山穂高氏)の行動に関して不祥事であり問題があるということが衆議院での本会議で議題に上がり、全会一致で可決されたというシンプルな話です。
全員が丸山穂高氏を否定している状況です。
退職勧奨の議員版
議員が所属するのは会社ではありません。
今回、丸山穂高氏が議員に選ばれた選挙というのは、一般的なビジネスで言えば株主総会で取締役が決まるのとイメージは似ています(同じとは言いません)。
糾弾決議はビジネスで言えば社員が上司から
「君、ちょっといいかな?会社辞めた方が助かるんだけど辞めてくれるかな?」
と、退職勧告を受けるのと似ています。
国会には株主がいるわけではありませんので、周囲の議員で糾弾という形で問題定義を行い、
それを議決することで問題を起こした本人に対して
「議員を辞任するべき」
と強いメッセージを送るわけです。
糾弾決議案には法的拘束力がない
糾弾決議案には法的拘束力がないです。
そのため、衆議院の本会議で丸山穂高氏に関する糾弾議決が可決されたところで、丸山穂高氏が鋼のメンタルを持ち続ける限り辞任することはありません。
犯罪を犯せば当然ながら速攻でクビですが、今回の例では犯罪を起こしている訳ではありません。
しかしながら週刊誌に報道されている「女を買いたい」などの売春的発言が本当に真実であるならばそれは違法ですし、酒癖の悪さから暴れている事が暴行であると訴訟されて有罪になった場合には速やかな辞職になります。
もし丸山穂高が雇われサラリーマンならどうなる?
もし丸山穂高が雇われサラリーマンならどうなる?なんていうしょーもない事を考えてみました。笑
まあ、結論的に言えばまず左遷は確実・・・
左遷というと、地方に飛ぶようなイメージがありますが決してそういう訳ではありません。
表には当然出ず、会社の重要情報を知り得ないような完全内勤の地味ポジションに就きます。
営業であれば顧客接点がありますし、広報であれば対外活動を行うでしょう。
経理や財務であれば会社の信頼に影響するような情報を得る事が出来てしまいます。
人事関連であれば人の情報を得るのでSNSで何を暴露するか分かりません。
とにかく重要な情報を遮断されたポジションです。
しかも丸山氏は「戦争をすべき」なんていう、自身の所属している言わば「国」の方針と正反対な事を言ってる訳です。
会社で言えば「競合を陥れる」に近い表現を堂々としている訳なのでそんな人がいると会社全体として大丈夫か?と言われてしまいます。
もちろん、
Q.戦争でこの島を取り返すことについてどう考えているか?
という政治的見解に関しては人によって様々ですし、ここを掘り下げるのはNGですので、あれこれ言うつもりは全くありません。
けれども公の場で議員という立場で堂々と発言してしまったのは良くないかもしれないですね。
しかもそれがめっちゃまともな人であればまだ余地はあったかもしれませんが、様々な問題を抱えている人間の発言なので余計に糾弾議決されることになってしまった感は否めません。
サラリーマンだと、
酒の席でちょっと女性に触ったりエロ発言しただけでセクハラと言われて左遷されますよね。
ちょっと暴れて訴えられたら速攻でクビになりますよね。
「女を買いたい」発言なんて論外です。笑
まあ当面、丸山穂高氏は辞任する意向はないらしいので、この鋼のメンタルについては今後どのような展開になるか個人的に注目してます。