どうも。元メガバンカー総合職のシマです。
なんとなくYahooで銀行員を検索したら「銀行員 辞めたい」という不吉で中途半端な考えのキーワードがありました。
タイトルにある通りですが銀行員を辞めたいなら絶対に辞めるべきです。
銀行員以外にも共通する話題なので別業種の人も是非お読み下さい。
「銀行員 辞めたい」なんて不吉で中途半端な考えのキーワードがありましたが、銀行員を辞めたいなら絶対に辞めるべきですね。
・将来性が結構微妙
・ぶっちゃけ独立出来るようなスキルは身に付かない
・実は転職に強くない
・営業してるだけだと視野が狭くなる
元銀行員からのアドバイスです。— シマ(ガチ体育系銀行員ed) (@shima_sln) February 3, 2020
「銀行員 辞めたい」なんて不吉で中途半端な考えのキーワードがありましたが、銀行員を辞めたいなら絶対に辞めるべきですね。
・将来性が結構微妙
・ぶっちゃけ独立出来るようなスキルは身に付かない
・実は転職に強くない
・営業してるだけだと視野が狭くなる
元銀行員からのアドバイスです。
私はメガバンクでの経験を踏まえて話していますが、
もし地銀の方も見ていたら本気で読んだ方が良いと思っています。
これは銀行員辞めたいと思ってすぐ辞めた私からのアドバイスです。
銀行員辞めたいなら辞めるべき
なぜ銀行員辞めたいのかという理由によって、辞めた後の方向が大きく変わります。
少なくとも、何か成し遂げたい目標があったり、単に銀行員するのが嫌という場合であればすぐに辞めるべきです。
という事で、
銀行員を辞めたいなら辞めるべき件について書いていきます。
銀行員は将来性ないです
まず最初に言っとくと、銀行員って将来性ないです。
今の50代の人とかは話が別です。
当時はめっちゃ優秀な人しか入れないTheエリートの塊でしたので将来性の塊みたいなもんです。
現在の20-30代前半で優秀な総合職以外は将来AIに変わると思ってます(めっちゃ早い片道出向)。
30代前半-40代はどうしようもなく普通に、片道出向が早くなると思います。
生き残って1人辺りの生産性が上がった結果、給料が外資系金融機関並に大きくなると明言されていれば私は残っていたかもしれません。
けどそんな情報は一切入って来ませんでした。
仕事内容が微妙だったり拘束時間が長い
あと、部署によりますが仕事内容つまらない割に拘束時間が長くてキツいです。
私の先輩で裁量労働だった人がいたんですがぶっ倒れて休職してました。
銀行の仕事って結局は金融庁の目を常に気にしながらやらないといけないわけです。
金融庁が株主みたいな感じになっていて、マニュアルだらけなので銀行の仕事に慣れている人は思考停止してる気がします。
銀行員は独立出来るスキルが身に付かない
あと銀行員は独立出来るようなスキルが身に付く訳でもないです。
言われた事をマニュアル通りやるだけで、むしろ大学生時代から劣化してる人もいます。
せいぜいFP1級とって個人向けのビジネスをやるくらいです。
財務の分析は出来ても、ほとんどの銀行員は経営を分かってないので事業改善などは出来ません。
数字を作るのではなく、出来上がった数字を見てあれこれ言うくらいしか出来ないです。
銀行員は転職に弱い
あと、よくある世間の勘違いがあります。
銀行員は転職には強いとか言われていますが、そんな事はありません。
選ばなければ転職先はある、というだけです。
実際そんな強くないです。
銀行員が普通に転職してもステップアップってほとんど無いと思って下さい。
それが現実です。
どうしてもステップアップした転職をしたいのであれば付加価値を高めるか、とにかく優良な転職サイトに登録したり人脈を辿って徹底的に情報収集をする事です。
私の友人は転職に成功してボーナス1,500万円になったとか言ってました。
意味不明ですね。笑
20代であれば第二新卒とか若手中途採用で何とか良い会社に入れるかもしれません。
30代以上になるとかなりしんどいイメージですね。
特に営業しかしていなかった場合には。
よく飲んでた総合職のハイスペック同期女子は20代のうちに誰もが知っている超大手外資企業に転職してました。
銀行で営業してただけの人は使えない
あとこれ。
言い方よくないですが、正直に言うと銀行員でバタバタ営業してただけの人って使えないです。
リテールもホールセールどっちも。
マジで思考停止してる人が多いです。
論理的に物事を整理出来る人が全然いない。
マーケティングが出来なければ経営が分かるわけでもない。
金融知識に長けているかと言うと、決してそんな事もない。
ただITとマニュアルに沿って営業するだけ。
提案資料を自分で作る事を禁止されている部署もあります。
会社都合によってゴリゴリ営業をさせられた影響なので、その人が悪いという訳では決してありません。
あなたが高学歴TOEIC900点超えのバイリンガルで、数字に強ければ投資銀行やMAの会社へ転職出来ると思います。
けどそれくらいですね。
それ以外の人で高収入を追う人種はだいたい外資系の生保に転職して片っ端から強引にテレアポを取りまくっています。
そんな人間にはならない方がいいです。友達失います。
さっき話していた超大手外資企業に転職したハイスペ同期女子は海外勤務の経験がありました。
一部を除き銀行員は年収が不安定
銀行員続けたところで、例えばメガバンクでもせいぜい年収1,500-2,000万円くらいです。
しかも50歳くらいで一部を除いて片道出向する可能性が出てきます。
そうすると年収は3-5割くらい減ります。
ちょうどそれくらいの時期に子供が大学生くらいの層が多いんじゃないですかね?
そんな片道出向にハラハラしながら50歳まで仕事を続けるんですよ。
要するに銀行員を辞めたい人がいるのは当然
要するに、銀行員を辞めたい人がいるのは当然です。
冷静に考えると割に合いません。
けれど、スペックが優秀未満の場合には転職でのステップアップも難しいと思っています。
理由はここまで書いた通り。八方塞がり感がありますね。
銀行員辞めたいなら辞めるべきと断言する理由
正直に書きます。
私は銀行員を辞める前は八方塞がりでも何でもありませんでした。
自分で言うのもアレなんですが完全な出世街道のレールに乗ってて、仕事も無駄に辛いなんてことは無かったです。
めっちゃ忙しい時は多々ありましたが普通に楽しかったです。
けれど同じ部署の他の人は悲惨な状況でした。鬱になったり。
という状況で、ふと
「これ、もし自分がこの悲惨な状況の人の立場だったらどうするのか・・・?」
という事が今になって頭の中に思い浮かんだので、この記事を書いています。
その人の立場だったらどうするべきか?って目線です。
銀行員を辞めたいと思う先に何があるか
この記事をここまで読んでるあなたって相当悩んでいるはずなんですよね。
最初の方で、
あなたがどうして銀行員辞めたいのかによって辞めた後の方向が大きく変わります。
と書きました。
「もう単に辛くて辛くて仕方がない。給料なんてどうでも良いから辞めたい!」
こう思う場合にはとっとと転職先を見つけて本当に今すぐ辞めましょう。
極論、1ヶ月以内でも辞めれます。
体調崩したら元も子もないです。
どうしてもヤバかったら転職先見つかる前に辞めても良いと思います。
体調崩さなければ人生どうにでもなります。
他のパターンとしては
「銀行員を続けることに危機感がある」
「将来に不安を持ったまま過ごすのは無理」
「楽しい事に挑戦したい」
「経営がしたい」
「サラリーマン続けるだけでは不可能なレベルの金持ちになりたい」
みたいな理由だったら新しい可能性が拓けると思っています。
銀行辞めたい場合に言うタイミング
銀行辞めます!と上司に言うタイミングを私の実体験踏まえて、おまけ程度に少し書きます。
基本的に、辞める事を上司に伝えるタイミングは次の異動発令日がいつかを確認した上で、その1.5〜2ヶ月前がベストです。
部署のトップ未満の人には話さない事も重要です。
トップにだけ伝えればOKです。
トップ以外の人に話しても引き止められるだけなので時間の無駄です。
私は辞めるまで3ヶ月くらいかかりました。
円満退社という形で最終日まで仕事させられたのは良い思い出ですが、やはり色々な葛藤がありました。
繰り返しになりますが、冒頭でも書いた通り、銀行員辞めたいなら辞めるべきですし、メガバン行員だけでなく地銀マンも同じです。
モヤモヤして悩んでいるだけならば、まず何かしらのアクションをするのが大事です。