学歴社会の崩壊はいつまでに?高学歴でもAI失業する理由は義務教育

こんにちは。元メガバンク総合職で危機感を感じて起業したシマです。

学歴社会の崩壊はいつまでに起こり得るのか?そんな事を考える人が最近増えているのではないでしょうか。

個人的には学歴社会だけでなく【企業に属すること=安定】ということ自体が将来的に崩壊すると思ってます。

高学歴ほど優遇され、社会のレールに乗り易い日本。

けれど、そんな学歴社会の崩壊は目前で、高学歴でもAI失業すると言われている理由は義務教育に隠れてたりもします。

今回はそんな学歴社会の崩壊やどんなスキルが今後求められるのかについて、お話ししたいと思います。

学歴社会の崩壊はいつまでかという議題に関連し、とある税理士は、AI革命によって約半分の税理士が10年以内には失業すると考えているそうです。
「高学歴人材が優秀とされていた部分はAIへ置き換える事が出来る」なんて煽りの言葉も聞きます。
自分は少し先を見て柔軟に動く準備は必要と思う派です。

ちなみにこの記事に辿り着いた人って以下の2パターンが多いと思っています。

学歴社会にうんざりしてて早く崩壊して欲しい人

学歴社会で生きているものの危機感を持ってる高学歴の人

今回はそんな人達に対してお話ししていきます。

・高学歴だけど学歴社会の崩壊に危機感を持ってない人
(なんだかんだ大丈夫だと思ってる人)

には残念ながら向けていません。

目次

学歴社会の崩壊はいつまでに起こるのか

学歴社会の崩壊はいつまでに起こるのか?

という質問に対して現状を踏まえた可能性をお話します。

急激な変化 マウスイヤー

まずその前に、

現在の社会はマウスイヤーと呼ばれている時代である事はご存知でしょうか?

(一昔前はドッグイヤーとも呼ばれていましたが、ねずみ年や犬年ではありません笑)

これはマウスの1年間が我々で言う18年間に該当するという意味で、

それだけ急速に社会が成長しており、

「過去の18年間の市場や職業の変化が1年間で起こる」

ということになります。

その為、

若手時代に仕事で身に付けたスキルも極めて早い市場変化によりすぐ使えなくなる(代替される)

ということです。

すなわち、
市場の変化に合わせて柔軟に自身のスキル伸長を行う必要があります。

学歴にかまけたサラリーマン/OLのAI失業

そして話は戻り、
学歴社会の崩壊がいつまでに起こるのかという事について。

要するに、
学歴社会の崩壊とは学歴にかまけたサラリーマン/OLのAI失業を指してます。

AI失業とはAIに仕事を取られる人です。

「AIに代替可能な人」

という意味に読み替えて頂いて大丈夫です。

もちろん、
高学歴だろうがなかろうが優秀な人は生き残るでしょう。

 

学歴社会の崩壊とは学歴にかまけたサラリーマン/OLのAI失業を指してると言いました。

要するにこれって言い方アレですが、

仕事上の能力が無いにも関わらず
自分の学歴だけに依存して
会社におんぶに抱っこされているのに危機感持ってない人

ということです。当てはまる人がいらっしゃれば下記記事も良いです↓

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学歴社会の崩壊は5年から10年で起こる

そしてこの学歴社会の崩壊はあと5年ほど、
長くても10年ほどで起こると考えられています。

先ほど述べたマウスイヤーである現在の産業変化があまりにも急激であり、
各企業が中期経営計画(中経)でも自社のAI部分を急加速させている事からも明らかです。

ここまでは多くの人が御存知かもしれません。

実際にメガバンクも、AI化を加速させた人員削減を発表しています。

メガバンクの場合は3行とも、採用水準(人員数)を現在のまま一定にする事で、バブル時代の大量採用が引退し、自然と5-10年間で人数が減る仕組みです。

学歴社会の崩壊に関連して興味深い話があります。

ある税理士は、
AI革命によって自分達の仕事が10年以内には約半分が失業する
と考えているそうです。

終身雇用崩壊はこちら↓

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学歴社会の崩壊が始まるまでに必要な3つのスキル

学歴社会の崩壊、
すなわちAI失業に関しては世界各国の重鎮が集うダボス会議でも多々議論されているそうです。

その結果、以下の3つのスキルが
学歴社会の崩壊が本格的に始まるまでに必要なスキル(=AIに代替されないスキル)
として考えられています。

1. クリエイティビティスキル

クリエイティビティとはよく日本語でも聞く想像力です。

その名の通り、何かを新しく創り出す力です。

2. ホスピタリティスキル

ホスピタリティスキルとは対人理解力です。

相手の表情や小さな言動・行動を元に、相手の考えや悩みを理解してそれに対する最善な

行動を行う力です。

3. マネジメントスキル

マネジメントスキルとはそのままの意味で、

ビジネスに於いて部下を統率するなどの管理能力です。

リーダーシップと読み替えても良いかもしれません。

 

上記3つのスキルが、

学歴社会の崩壊(AI失業)が本格的に始まるまでに必要と言われています。

高学歴でもAI失業する理由は義務教育

様々なメディアや書籍などでは高学歴ほどAI失業すると言われており、

その理由は義務教育にあると考えられています。

高学歴人材が今まで優秀とされていた部分って、見事にAIへ置き換える事が出来るからです。

銀行員がAI失業する例

銀行員を例に話します。

半沢直樹を知っている人であればご存知かもしれませんが、
銀行は融資する際に稟議書を作成します。

昔の銀行では当然ながらITが進んでいないので、

稟議書は全て手書きでした。

会社のB/SやP/L、
CF計算(キャッシュフロー/資金繰り)など全て手書きである上、

各財務指標(財務状況を把握する為の指標)も当然ながら全て手書きで計算していました。

 

この当時、求められていたスキルって

・正しく早い数値の計算力(そろばん能力含む)

・丁寧に早く書く筆記力

・語彙力や正しい漢字を書ける力

・手書きで計算して算出した指標を元に論理的に会社の状況を考える力

などです。

そして1つの稟議を作成するのに極めて多くの時間がかかっていました。

で、現在はどうなっているかと言うとほとんどITの力で自動的に出来ます

・計算は全て機械がやり、PCなので手書きもない。

・主語と述語をしっかりした文章さえ書ければ問題ないし漢字を覚えなくてもOK。

・自動算出された数値を元に会社の状況が勝手に出てくる。

要するに、昔は高学歴であるほど身に付いてて有利になっていたスキルが、
現在は決して有利とも言えない状況になってます。

だからこそ、今の銀行では普通の大学出身の人が高偏差値大学出身の人に営業成績で勝ったりする現象が多々発生するんです。

もちろん、低偏差値の方が良いと言うわけではありません。

しかしITが進むにつれて

「低偏差値大学出身より高偏差値大学出身の方が絶対に使える」

という式が崩れているのも事実です。

この過去と現在に起こっている差が、
更に早い速度で近い将来、我々の元へやってきます。

学歴社会は単なる義務教育の延長

私個人として、
学歴社会は単なる義務教育の延長であると考えています。

 

先ほど述べたようにITが発達していない昔は高学歴にした方が仕事上の生産性が高く、

俗に言う「優秀な人」は高学歴である事って一般常識の中では当たり前だったかもしれません。

 

義務教育という名のガチガチのレールに沿って中学生まで努力した人が、

良い高校へ進み、良い大学へ進み、就職して活躍する。

その流れは昔から変わっていません。

 

しかし、マウスイヤーの話を思い出して下さい。

この流れに対してITの進化が凄まじいため、

「学歴が高いから仕事出来る訳ではない」

という言葉が年々増えているわけです。

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残念ながら会社は従業員を助けてくれないという事実

AI技術が進みAI技術の大量採用(需要拡大)が実際に起こることで

まるで大量生産の100円ショップ製品の如くAI技術を利用するコストはどんどん下がっていくことは明確です。

そうすると様々な職業に於いて

人件費>>AIコスト

の図式が成り立つようになります。

 

そのような中、多くの会社は従業員に対して

「あなた達がAIに代替されないようお金掛けて教育します!!」

なんて動きをすると思いますか?

残念ながら、
どう考えてもそんな可能性はないでしょう。

「AI化が進んでいるならそのうち会社が自分をAI市場に適用出来るように助けてくれる」

なんていう危機感ゼロの考えの人がいたらその人はAI失業すると思います。

(多分その考えを持ってる人は仕事出来ないと思います)

 

この世の中、やはり資本主義です。

ましてや株主が分散している大企業や中堅企業であれば常に業績について目を光らせていなければなりません。

オーナー企業でも社長の判断により一瞬で物事が決まります。

 

株主もしくは経営者が

「人よりAI」

と判断した企業は容赦無くAI化が進むと思います。

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