ヒューリック 年収が高い理由のなぜを解説【出向も関係してる件】

どうも。元金融マンのシマです。 今回はヒューリックの年収が高い理由がなぜなのかどうしても気になったのでEDINETの有価証券報告を確認してまとめてみました。結論、出向も関係してます。 ツイート↓

異常にヒューリックの平均年収が高い理由がなぜか気になり有価証券報告の数字を見てた。 ・ヒューリック単体の平均勤続年数が短い →若手はまずグループ会社へ出向(転籍扱い)する前提 ・スパゼネやメガバン等の受入出向者(人数非公開)の給与も含むが多数ではない

【単純に待遇良さげという結論に】
という事で解説していきます。

ヒューリック 年収が高い理由のなぜ

ヒューリックの年収が高い理由はいくつかの要因に分けられます。

ヒューリック単体の平均勤続年数が短いから

まず最初に理解すべきは、ヒューリック単体の平均勤続年数は短いという事です。 ヒューリックの年収を分かりやすく理解する為に、こんな表を作りました↓ ヒューリックの年収と平均勤続年数 赤字になっている部分の通り、ヒューリックの平均勤続年数は5年2ヶ月となってます。 ちなみに今回作成する表はEDINETの有価証券報告を元に作成しています。 >ヒューリックの財務詳細が分かる有価証券報告はこちら
この年次で平均勤続年数が短いという事は関係会社を含む別企業への異動(出向など)をしている事で勤続年数がリセットされているという可能性が考えられます。
即ち、若手はまず関係会社などへ出向するなどをして育った上でヒューリック本体勤務になるという事です。これは金融業界ではよくあるパターンです。

金融では若手は関係会社へ出向(転籍)するから

金融業界などのHDを有する企業では新入社員が最初からHD勤務という事はほぼありません。
事務員などであれば、もちろんあり得ますが、総合職であれば関係会社で色々な経験を積むのが自然な流れとなります。
人数割合が最も多い若手が平均年収の計算に含まれると、HDの位置付けである組織の年収は一気に下がります。
それはヒューリックも例外ではなく、もし若手が含まれた場合の平均年収は一気に下がります。 ここにヒューリックの年収が高い理由のなぜの答えが隠されています
ヒューリック単体の財務データ
営業収益(売上):2,508億円
経常利益   :721億円
純利益    :510億円
従業員数   :166人
平均年齢   :39歳10ヶ月
平均勤続年数 :5年2ヶ月
平均年収   :1,636万円
大量の新入社員が含まれていたら、この数字はあり得ません。

ヒューリック関係会社の平均年収は非公開

ヒューリック関係会社の平均年収や年齢 上記図の通り、ヒューリックの平均年齢や平均年収は非公開となってます。 これは株式公開(上場)をしているのはあくまでヒューリックであり、その関係会社には財務内容を開示する義務はないからです。 ヒューリックとして連結での財務内容や単体の年収状況などが分かればいいんですよね。

ヒューリックの年収が高い理由は出向も関係

ヒューリックの年収が高い理由として若手が外部出向したと先ほど書きました。 これを逆説的に考えると、
年収の高い社員を出向で受け入れると平均年収が上がる
という事になります。 単体従業員数は166人いますがこの中には、人数は非公開であるものの外部からの出向者も含まれていると発表されています。

ゼネコンやメガバンクの受入出向者の年収が高いから

ヒューリックは不動産事業をメインとしており、スーパーゼネコン(大成建設)との関わりが非常に深いです。 また、メガバンク(みずほ銀行)とは密接な関係にあり、この両社出身の役員は非常に多いです(というかほぼ全員なレベル)。

要するに役員レベルでこれだけの出向者(転籍者)が多いという事は、人材交流という意味も踏まえた一時的な出向者の受け入れも当然行われています。
出向者を受け入れた場合、人件費の負担は契約次第となりますが、基本的には働く会社である受け入れ側で人件費が発生します。
この部分を「人件費」として計上しているか否かは明確になってませんが、仮に人件費(平均年収に加算)として扱われる場合にはヒューリック単体の数値に好影響を与えます。
以前にメガバンク(銀行)の出向と本当の平均年収を元メガバンカーが簡潔に暴露という記事でメガバンクの平均年収を公開しました。
上記記事で書いている通りの年収で、40歳くらいで一時的に出向した場合、ヒューリックの平均年収は上がります。

ヒューリックの年収が高い理由は経営状況も加味

ここまでは人員構成や出向関連がヒューリックの平均収入の高さに繋がっていると開設しました。 ただ大事なポイントとして、ヒューリックの年収が高い理由は業績堅調だから、という事も挙げられます。
ヒューリック単体の業績(経常利益)
2014年12月決算:319億円
2015年12月決算:396億円
2016年12月決算:420億円
2017年12月決算:581億円
2018年12月決算:721億円
上記の通り年々業績を伸ばしている事が分かります。
業績を更に伸ばすには優秀な人材が必要ですし、優秀な人材確保には平均年収を挙げて採用希望者を出来る限り多くする必要があります。
という事で今回はヒューリックの年収が高い理由がなぜかという事について少し触れました。他の記事も是非ご覧ください。

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